Agalma in Egypt
エジプトのあがるま
ネット界の不思議男(本当は男かどうかも不明)ドイツ在住のあがるま氏から久々のコメントです。9月に下記のような哲学系のブログにコメントしていたのを最後に、私としては消息をつかめずにいましたが、田川建三先生についての私の記事に今朝コメントをいただきましたので紹介します。
単なるエジプト旅行でなく南エジプトと言っていますからナイルをかなりさかのぼったようです。しかし、ナグハマディまでは行かなかったのでしょうか。ナグハマディという所は上エジプトのナイル川沿いルクソールの古代都市の近くですからグーグルマップででも見てください。(まず、Google Maps を出し、Nag Hammadi, Qina, Egypt として検索してください。サテライトにすると細部まで上空からの写真が見えます。)
あがるま said...
やつとエヂプトから帰つて来ました。アレクサンドリアはグレコ・ローマン美術館が現在改装中でここ3年間ほどは見ることが出来ないさうで、一番の目当てがなくなり、ファイユームは工場ばかりだと云ふしナグ・ハマディに行つても勿論何もないだらうし。観光地を巡るにもガイドと武装ガードがないと何も出来ない大変な土地ですね。
<我々は食って寝ることによって生きる>それしかなく、それが大変なことだと云ふことが行つてみて - 特に南エヂプトで - 実感しました。
ドグマではなく信仰と云ふ人生態度がなくては彼らは生きて行けないでせう。人を騙し殺して、その財産を奪はなくては自分が滅ぼされてしまふ、しかしそれは西欧のキリスト教とも違ふだらうし、特に日本のやうに神がなくとも幸福に生きて行ける国に生まれた我々には理解できないことです。
TVを見ても人殺しばかりだし、彼らの日常生活も既に戦争の一部なのだと思へて来ます。
1:52 AM
Mark W. Waterman said...
ひえー、あがるまさんエヂプトにいたの! その間私はずっと古代アレクサンドリアのキリスト教徒に関する文献を読んでいました(ブログでは詳しく書かなかったけど)。
例の「口舌の徒のために」の9月の面白いコメントは読んでいたのですよ。その後の足取りが見えなかったのですが、エジプトですか。羨ましい。文献と現地の風は違いますからねー。しかも、ナイルをさかのぼっての風土は古代そのものなのでしょうね。
お知らせ
南都隆幸様から幾つかコメントをいただいていますが、このブログの良くないところで、最新のコメント以外は目に付きにくいものです。最初のコメントが田川先生のところ、次がこの記事について(この記事のコメントをクリックしてください)、三つ目が大昔のあがるま氏との対話です。
この記事についての南都氏のコメントは長いもので重要なメッセージが含まれています。私からの長いレスポンスもありますので、お読みいただければ幸いです。なお、南都氏は実名でサイトを開いていらっしゃいます。「天使のささやくルーマニア語」と言います。訪問してみてください。