Jury Duty and Evidence
陪審義務と証拠
ともかく裁判(州高等裁判所)が続いているうちは日中何もできないし疲れる。予想したとおり凶悪犯で10日間くらいの義務になるそうだが、陪審員選択だけで3日間を要すそうだ。検察官(DA)や弁護団それに被疑者にも会った。
今日の一番可愛そうなグループは75日間の予定というとんでもない事件に関わっている。私の場合、最大約10日ということでほっとしている。このレベルの判事は選挙によって選出された裁判官なので、我々に対して妙に愛想がいい。あさって、もしも弁護団が私を気に入らなければ、その後の裁判に参加せずにお役御免となる。嫌われるように芝居する人もいるらしいが、まさかそれはよくないだろう。実際、今日も判事にたてついて帰され、喜んでいる者がいたが卑怯だ。
しばらくヤコブの追加エントリーは無理かもしれないが、準備として家族が用意してくれた "The Lost Tomb of Jesus" の録画を夕食後観てみた。なかなかよくまとまった編集だ。しかし、不思議に感じたのは、この墓の骨壷の構成だ。夫婦(イエスとマグダラのマリア)と息子一人(ユダ)、夫の母親(マリア)と男の兄弟二人(ヨセとヤコブ)、更に親族一人(マタイ)というのが、あまりにもきれいにまとまりすぎている。そのことは、Mark Goodacre のスレッドにコメントとして書き込んでおいた。
さて、裁判官は被告が有罪になろうが無罪になろうが関心はないそうだ。陪審員が正しく証拠に基づいて判断するかどうかに関心があるらしい。もっとも検察と弁護双方の主張(statement)を無視することもできない。それは証拠の解釈を巡る重要な論点でもあるからだ。だから、証拠証拠と言っても、解釈抜きの証拠などありえない。しかし、このイエスの墓の問題に関しては、証拠といって彼らが提示しているものをどれだけ我々にクロスチェックさせてくれるかがとりあえず問題だ。
予想したとおり(Jesus' Siblings - 2で私が予告したとおり)James D. Tabor がこの映画に1枚噛んでいる。彼の本の著者紹介の写真はこの墓の入り口で撮ったものであることも、映画を観てわかった。今日はもう寝ます。お休みなさい。
あっ、そうそう a href を家族に教えてもらったので著者紹介やこのエントリーに仕込んでみました。Mark Goodacre のスレッドは前回のエントリーにありますのでクリックすれば見つかります。