Dr. Waterman's Desk

An old desk of an American theologian ("日本語" speaker) / Check out another blog please "Comments by Dr Marks"

My Photo
Name:
Location: United States

American citizen but a foreign native born in southern Germany, raised in northern Japan. He holds a Ph.D. degree in biblical theology (Center for Advanced Theological Studies, Fuller Theological Seminary). Dr. Waterman mainly lives in Los Angeles, California. He studied various subjects (philosophy, sociology, etc.) and languages in Japan and in America (Hirosaki University, University of Tokyo, Fuller Theological Seminary, and other institutions). Email: markwaterman(at)fuller(dot)edu. Some call him "Dr. Marks".

Tuesday, February 05, 2008

Wife's Vote and Husband's Vote



妻の票、夫の票

一夜明けて Morning After の一言:マケインは予想通りだった。全米でも、代議員多数のカリフォルニアに関しても。マケインの96歳のお母さんの笑顔が印象的だったな。カリフォルニアのヒラリーの結果は予想した通りだった。黒人層や若者にオバマの人気があったが、彼らは実際は選挙にも行かないし、LAでの黒人は目立つが、カリフォルニア州はまだ黒人が10%を超えてはいない。アジア系やヒスパニックが多いとはいっても、全体の選挙登録数はいまだに白人が半数を超えており、この人たちは確実に投票に行く。ところで、改めてオバマの演説を聞いたが、かっこだけで中身がねい。ろくな教育もしないアフォな牧師の説教だぜ、ありゃ。聞いてるほうも聞いてるほうで、難しい具体的なことなら眠くなるが、Change! なんて聞くと簡単なのでわかった気になる。つり銭程度で喜んでいるならいくらでも上げるよ。しかし、衆愚政治はごめんだよ。

*******************************************

西海岸時間夜7時の速報:今のところ東部と南部だけだが、意外なことにロムニーは地元のマサチューセッツを取っただけで蜂男マイク・ハッカビーが検討している。しかし、ジュリアーニのお陰でマケインがニューヨークを取ったのでマケイン有利は動かない。ところで大事な大事なカリフォルニア州の行方だが、細君はマケインだが、私と近場の友人3人はロムニーであり、マケインが負けて、ロムニーも負けて蜂男という可能性も少しだがある。あと1時間でカリフォルニア州の不在者投票分が発表になる。テレビにかじりつきだ。民主党はどうかって?ニューヨーク州など大きなところを取ってヒラリー小母さんが有利だよ。

********************************************

ドイツはもちろんその他の欧州の国には教会税というものがある。そんなものは一切なく、完全に自主的な(半強制的雰囲気のところもあるが)献金によって賄われているアメリカの教会とは違うため、初めて聞く人は驚く。多分、初めて聞く日本人なら、驚くだけでなく、腰を抜かす。「税務署ですけどー、今度お寺さんのために税金集めに来ました」、「ええー、何ですかそれ?町内会費?500円、1000円くらい?」、「えーと、所得の1割程度いただきます」、なんて聞いたら卒倒するだろう。

因みに日本語 WP で「教会税」として検索してもないので、ドイツ語で "Kirchensteuer" と入れたら出てきた。ドイツ語以外では、他に4か国語が項目を立てていたが、そのうちまともな記事は英語(church tax)だけだった。

それはともかく、教会税はそれぞれの信仰の教会に行く。つまり、ローマカトリック教ならローマカトリック教のために集められ、プロテスタント教ならばプロテスタント教に行く。つまり、妻が旧教なら旧教へ、夫が新教なら新教へそれぞれの所得から引かれることになる。その代わり神学部はそれぞれ国立(州立)大学の中に旧教学部と新教学部の両方があるので学費はロハだ。

さて、「妻の票、夫の票」だが、今日はいよいよ予備選の投票日。その分、いろいろと忙しくなる。投票所は今まで歩いてゆけるところだったが、ちょっと離れた中学校に今回は変更になっている。駐車スペースが心配だ。

今朝のテレビでは、シュワちゃんの家では(ビヴァリーヒルズが本宅なので投票のためにサクラメントから帰って来る)シュワちゃんが共和党なので共和党の中からはマケイン、妻のマリーは民主党なので民主党の中からケネディー家が後押ししている(マリーはケネディー家出身)オバマに投票するらしい、と報道していた。

予備選挙だから、共和党員は共和党員しか選挙できないし、民主党員は民主党員しか選べない。ていうか、共和党員の選挙票には共和党員の候補者名しか載っていないのだ。それが予備選挙(各党の候補者の中から1名本当の候補者を選び出す選挙)である。

実は、選挙の際は、ついでに各種の提案事項の投票もある。今回、我々カリフォルニア州民は、提案Sとか提案92-97などの各項目について、Yes or No を投ずることになる。我が家では、これらの各項目については、税金を上げる提案は No と決まっているので、夫婦とも同じになる。また、二人とも共和党員だ。しかし、予備選挙になると、予備選の気楽さ(いずれにしろ各党内の選択だから、誰が本候補になってもかまわない)で、妻はマケインに、私はロムニーにしようかなどと言っている。ロムニーが若くて熱心なのと経済に強いことは評価できると思っている。マケインは最後のチャンスなので勝たせてやりたい気もするが。

本選挙でヒラリーと対決するならマケイン、オバマと対決するならロムニーか。余り、予備選だからといって気楽ではないな。民主党の馬鹿どもが政権を執ったら、アメリカどころか世界が大変なことになる。真っ先に日本が沈没するな、間違いなく。ヒラリーかオバマか、マケインかロムニーかのカリフォルニアの結果と、このスーパーチューズデー全体の結果は、西海岸時間で今夜遅くあるいは朝早く決まる。

(写真は12倍ズームで、雪のかかった北の山々をパチリ。LAから20-30マイル東に行って北を見るともっと真っ白な山々が見える。ロッキー山脈というのは、カナダからこんな南まで走っているからね。)