Dr. Waterman's Desk

An old desk of an American theologian ("日本語" speaker) / Check out another blog please "Comments by Dr Marks"

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American citizen but a foreign native born in southern Germany, raised in northern Japan. He holds a Ph.D. degree in biblical theology (Center for Advanced Theological Studies, Fuller Theological Seminary). Dr. Waterman mainly lives in Los Angeles, California. He studied various subjects (philosophy, sociology, etc.) and languages in Japan and in America (Hirosaki University, University of Tokyo, Fuller Theological Seminary, and other institutions). Email: markwaterman(at)fuller(dot)edu. Some call him "Dr. Marks".

Monday, October 22, 2007

Southern California Is Burning

南カリフォルニアが燃えている

お知らせ(西海岸時間水曜日朝追加):火事はまだ治まらず、国道5号線も交通止めがあったようです。現在はわかりません。日本国大使館の在米邦人安否確認用電話番号がわかりましたのでお知らせします。1-866-903-2674で通話料無料です(日本から北米までの分は電話料がかかります)。ただし、在LA総領事館に在米届けをしている日本人以外の安否はわかりませんので電話はしないでください。また、通常の連絡先に電話しても確認できない場合の非常用ですから、あなた方が心配している方の通常の電話に先にかけてください。安易にこの電話にかけないようにお願いします。

以下は最初の記事です。

まず、驚かないでほしい。我々にとっては例年の慣れっこの火事でもある。ただし、例年より炎上箇所が多いので、地元の放送局は24時間体制で情報を流し、全米にニューズが伝わっているから、日本でも報道されているのではないかと思う。もちろん渦中にある人は多く、大変なことは大変だが、LAダウンタウンを中心とした東西に関しては、安全な中にある。

現在、マリブの北からサンディエゴにかけて少なくとも15箇所が山火事で炎上し、住宅地ににも火が及んでいる。ほとんどの火事は山岳地帯と丘陵地帯だが、後者には住宅が密集している場合もある。縁者がいる人は心配であろう。個々の炎上箇所については、KTLAのニューズサイトでご確認ください。

例年のことというのはサンタアーナ風(Santa Ana Wind)のことである。先週末、ウェストサイドから枯葉が舞い散る道をドライヴして帰宅した。ユダヤ人街を通り過ぎる時には、並木道の色とりどりの木の葉が一斉に襲い掛かり、前方に目を凝らしながら運転するので、秋の風情など楽しむ余裕もなかった。夜になっても異様に暑く、秋なのに夏に逆戻りだ。その暑さは、からからに乾いた暑さで、蒸し暑いのとは異なる気持ちの悪さである。これが南カリフォルニア名物のサンタアーナ風である。

この異常な高気圧によってもたらされる乾いた強風(日本のフェーンに似ているかもしれない)が山火事を引き起こす。ほとんど同時にあちこちで火の手があがるので(一部不届きものによる火付けの場合もある) 消防士の方々も疲労困憊する。放送局も大変で、通常番組を止めてニューズに徹するため、ABCのある女子アナなどは午前3時から午後8時まで働きづめだった由。このようにして働いている人たちの中にも、いざ帰宅しようとすると自宅が退去命令地域にあり、帰宅して休息することすらできない人もいるそうだ。そうでなくても現在マリブに通じるパシフィックハイウェーは交通止めであり、大きく遠回りするか帰宅をあきらめなければならない。

最初の火の手が上がってから、三日目に入った。火の勢いが一向に治まらないところもあるが、だんだん鎮火の方向に向かっている。以上、とりあえずの現状報告ですが、実に、食って安心して寝ることは人生の一大事です。