Various Prices at Amazon.com
アマゾンでの本の値段
これは私の近刊をめぐる話題だが宣伝ではない。だいたい失礼ながら私のブログの読者がこんな高い本は買わないだろう(ナンチャッテ、御免!)。もっとも、興味があったら図書館で買うように薦めてもらいたいのだが、英文の学術書なので、日本で言えば大学図書館か都道府県立の図書館でないと無理かもしれない。
自己紹介の欄で "a href" を使って飛ぶURLを直接米国アマゾンにしていたら、売り切れになっていた。あれれ?弱小出版社で碌な宣伝もしていないのだが、世界の大学に納本している Coutts Library Services, Inc. などが勝手に注文してくるので殿様商売のようだ。
ある業者がアマゾンにも出したので、私のブログでそこが出るようにしていたところ、最近売り切れサインになった。仕方がないので書評誌のURLに最近変えた(上の書名をクリックしてみてください)次第である。更に、この書評誌のアマゾンのロゴをクリックすると私の本が出てくるはずだ。そこで驚いた。今度は2社が売っている(今日現在)。そのうち1社は以前160ドルで売っていたのに、書評で評価が上がったからか(それなら嬉しいが)、今度は強気の186ドルだ!なお、安いほうは出版社が定価としている150ドルである(出版社がからんでいるかもしれない)。
どちらも新刊で古本ではない。再販価格などアメリカには存在しないので、こんなことが起きる。さて、見た人はどちらに注文するのだろうか。個人なら安いほうだろう。しかし、図書館とは不思議なところで高い店からでも買うらしい。事務的にラインに乗りやすい Coutts あたりから買うのだ。多分、Coutts は200ドル以上で売っている気がする。