Robert Gundry's Blog?!
ガンドリー先生のブロッグだと?!
まぁ、一応退職した先生だから暇もあるだろう、とも思ったが…。
風邪はカゼ(風)とよく言ったものだ。一昨日、大風の日にあちこち出歩いたせいで、おかしくなった。第一、気に入らんのは市の事業税のことで一時間半も待たされた。待っている途中で、理不尽な納付通知だが100ドルそこらだから郵送して終いにするほうが簡単かと思ったほどだ。しかし、今後のこともあるからと我慢して自分の番を待った。待った甲斐はあった。単純な事務的ミスだった。ミスした女子職員を呼んで注意までしてくれたが、この職員、"Oh, well" だと。もし、わたしがおかしいと思わなかったら、無駄な金を支払うことになっていたし、その日1時間半も並んでいたわたしの身になったら、スミマセンの一言ぐらいあってもよさそうなものだ。
挙句、昨日は朝からおかしかったのにまた無理をして長距離ドライブ、午後は来客と無理をしながら長時間応対。とうとう昨夜は104度の熱、しかし幸いにして医者の妹の細君なので、彼女の看病で今朝98度(平熱)まで下がった。寝ていろと言われたが、ごそごそ起き出して書いている。細君がどんな看病をしたかというと、アルコールで胸と背中を手の平で何度もこする、3~4回熱いタオルを胸に当てる、antibiotics と aspirin を服用させる、水分を十分与えて汗をかかせ何度も下着を取り替える、これだけである。アルコールでこするのはどうやらドイツ式のようだ。最初ひんやりするがこすられているうちに暖かくなる。
そんなことはともかく、標題のことだが、あの Robert H. Gundry 先生が、Tabor 博士のイエスの墓論争の著作に、ブロッグで批判文を書いた。わたしが日本語でやっているようなことを英語でやっているのだ。おかしいのは、自分のブロッグページがないから、自分の後輩のページを借りてゲストエントリーしていることだ。ガンドリー先生の英文の特徴はよくわかっているから―初めからわたしのブロッグをお読みの方は先生がわたしのパトロンの一人であること、またわたしの先輩であるエール大の Miroslav Volf 教授は先生の娘婿であることはご存知と思います―少し違うなと思ったのだが、ブロッグ風に砕けた口調を除けば、やはり先生ご自身の文章であることはまちがいない。もっとも、古風な言い回しに意識的に砕けた表現をまじえるのは先生の元々のスタイルだ。
人のブロッグページを借りてモノを言うのはコメント欄だけかと思ったら、こんな形でエントリーにしているのは初めての経験だ。借りてまで先生が言いたかったのは、やはり黙ってはいられないという気持ちからだったのだろう。わたし同様言いたいことは沢山あったろうが、先生の論点は次の一つだけである。
タボール博士が、初期キリスト教では<身体的>復活の教えはなかったというのに対し、主としてパウロの議論から(結局、パウロの手紙類が一番古い文献である)反論している。この記事には今現在29ものコメントが寄せられているが、今のところガンドリー先生やタボール博士からのコメントへの参加はない。(そう言えば、SBLのForum に載ったタボール博士の記事に対し、わたしもコメントしたのだが何のレスポンスもない。)
コメントは一般の人や専門家からのもので、それなりに読み応えはある。ところで、わたしはガンドリー先生の説に全く賛成かというとそうではない。第一コリント書でのパウロの言説には不明瞭な点が多すぎるのだ。下記のURLは、ガンドリー先生の後釜、Bruce Fisk 教授の weblog "Crossings" です。
http://normtroubles.blogspot.com/2007/03/robert-gundry-on-physicality-of-jesus.html