The Beginning of Autumn
Rosh Hashana, Ramadan, and Equinox of Autumn
今頃、秋分の日の休日の日本だが、私の街は日暮れからローシュハシャーナ(ユダヤの新年)のお祝いが始まり、数マイル先のモスクではラマダン(断食月)が始まる。
LAにはいくつかのユダヤ人街(shtetl)があるが、私の住む4キロ四方はシナゴーグだらけ(!)であるから、もっとも典型的なユダヤ人街だ。実にさまざまな宗派それぞれのコスチュームがあり、金曜日の夕方から土曜日には目を楽しませてくれる。ただし、ビヴァリーヒルズやヴァリーの金持ちユダヤ人から言わせると、貧乏人で宗教に凝り固まった卑しいユダヤ人(と表現する独特の表現があるのだが、ここにはとても書けない)だそうで、ユダヤ人同士の評判はよくない。確かに、壮年男子の我が物顔で町を闊歩する姿や、乱暴な日常の運転(安息日には運転しない)を見ているとそんな気もしないではないが、お年寄りを労わってシナゴーグに入る姿や、ユダヤ人学校に通う子供たちを見ていると、卑しいどころか、心優しく品性のある人々と思えてくる。
この街は Rosh Hashana に始まり、10日目の10月2日は Yom Kippur 贖いの日の角笛が鳴り響く、ぼやぼやしていると直ぐにも12月の Chanukah の祝いが過ぎて2007年に入ってしまう。この夏は、家人の大怪我があり、slow な夏であったが、お陰というか日本に多くのブログ友達ができ、私もこのブログを開設することができた。いつまで続くかは分からないが、対話の糸口ができ、私も勉強になっている。私はユダヤ教徒ではないが今日は彼らの新年が始まるときであり、イスラム教の方々は聖なるラマダンに入る、日本の仏教徒には彼岸の中日、さまざまな区切りの日である。
この佳き日に、読者に感謝!