Shooting and Shooting
シャサツとシャツエイ
今回はどうも苦しい駄洒落の語呂合わせになってしまった。射殺と撮影のつもりでシューティング&シューティング。
午後の3時頃、細君が近くに徒歩で買い物に出かけようとしたら武装した警官が家に入っていなさいと言う。見ればパトカーもいるし空にはヘリコプターが舞っている。どうやら銃器を持った犯人が近くに逃げ込んだらしい。連絡を受けた私は細君に戸締りをして銃に弾を込めておくように指示する。我々は二人とも射撃の名人だから、我が家に侵入するつもりなら心してかかるように。そういえば近所には売り出し中や何かで空き家が3軒ほどあるから、その意味では物騒だ。普段は写真のようなカトリック教会堂が石を投げたら(←教会に石など投げちゃいけない)届く位置にある静かな住宅地なのに。(教会の名前は書かない。ネットで私の所在地もばれてしまうから。)
1時間ほどで警戒は解かれたようなので何らかの解決があったのだろう。夕方から筋向いの家を使って映画の撮影だそうだ。今回は我が家のドライヴウェーも使わせるので150ドル貰った。臨時所得は嬉しい。この辺りは年に何度も映画の撮影に使われており、我が家も2年に1度の割りで映画産業のおこぼれに預かる。2年前は裏庭に照明器具を1個置かせたので200ドル、4年前は同じくドライヴウェーを使わせて100ドル。どうやら相場が上がったらしく今年は150ドルだ。アメリカで映画を作るのは大変なわけだ。しかし、我が家で撮影させてくれというオファーは一度もない。なにしろ近所で一番のぼろ屋だからね。使い物にならん。昨年までは北隣が一番のおんぼろだったのに改築したからなー。現在売り出し中。値段は$$$‥‥。ともかく、これから午前3時まで撮影だ。
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8時台に台所でリンゴを食べるとき、珍しくテレビをつけた。この時間帯にはめったにテレビは観ない。ABC放送で『チャーリーブラウンと愉快な仲間』をやっているではないか。ライナス君がだいぶ大人になっている。彼の台詞、「話題にしちゃならないことが三つある。宗教と政治と大きなカボチャ」。まあ、ハロウィーンの話題だからだが、ふと思った。あれっ、俺っていつも宗教が話題だわい。しょっちゅう喧嘩をせざるをえない人生か。
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これもハロウィーンというわけではないが、猫猫先生が杉山茂丸夫妻の骸骨が東大にあると朝見たときには書いていたはずなのに今見直したら消えていた。あれはハロウィーンのお化けだったのか。何かの理由で消したのか。不思議。しかし、杉山夫妻の骸骨があるというのは初耳だったが、東大には実際いろいろあるらしい。昔、養老孟司らのいた解剖学教室にH-Hという専任講師がいらした。後に総合資料館に移られたが、双子の研究をされていた方だ。本人からクリスチャンだとも聞いた。彼の言、「東大解剖学教室には、教育用を含めてイミテーションの骨格標本はありません。すべて本物、つまりご遺体です」。だから、養老孟司が推理小説を読みながら撫でていた髑髏は本物だったのだ。