Suk(k)ot: Feast of Tabernacles or Feast of Booths
街は今、レビ記23章33節以下などに記された祭りの中にある。仮庵(sukkah: 小屋 hut, booth)の祭りだ。庭に小屋(らしきもの)を建て、シナゴーグに集まって祝う。通りを、長細いプラスチックに入れた袋を持って、ユダヤ教徒がダラダラと歩いていく。家族皆一緒だ。
道行く人を呼び止めて袋を見せてもらった。本当は4種の草花で作るのだが、乾いた棕櫚の葉(palm)で編んだものだった。それをシナゴーグで、神道の御幣(ごへい)のように振って祝うのだ。
何を祝うかって? 金や物で自分たちが生きているのではない。たとえ荒野の破れ小屋に住もうと、日々必要な糧も水も何もかも神の恵みだと、彼らは考えている。
だから、「空の鳥をよく見なさい。野の花を見なさい。何を食べようか、着ようか、飲もうかと、日々思い悩むのは不信人者だ。天の父は全てを備えてくれる。だから、明日のことは思い悩まず、神の国と神の義をまず求めなさい。」(マタイ伝6:25-34、ルカ伝12:22-34参照)という楽天主義は、イエスの時代も一般的なアイディアだったのだ。
現在旅行中のあがるま君が、Oct 6 と Oct 1 のエントリーにコメントを追加してくれた。どうぞ、ご覧ください。Oct 6 には彼の趣味が述べられていますので同好の方には面白いと思います。