Japanese Fools and Folly
日本の道化と馬鹿さ加減
おおーっと、今日のエントリーは日本の悪口ではない。だいたい、余所の国の悪口を言ったり政治的不満を述べていればインテリだと思っている日本の知識人的「知性」には欠けるからそんなことができるはずはない。日本の政治がどうであろうと日本の学界がどうであろうと、直接関係がない限り私にはどうでもよいことであり、どうぞご勝手にということで、今まで余計なことは言わないようにしてきた。
ただし、今まで日本のブログを訪問しての(特に悪い)感想は、二ないし三度くらいは表明してきたかもしれない。今回は、あまりにも極端な例に遭遇したので、一つそのことについてだけ述べて終りにする。なにしろ、しなければならない仕事をしないでだらけているので、自己の内なる声にいつも「働け働け」と叱られている。簡単に済まそう。
と、思っていたら、 讀賣新聞で奇妙な記事 を見てしまったので、そのことを先に述べる。次のような書き出しだ。
全国の医療機関で患者の医療費滞納が問題化する中、独立行政法人「国立病院機構」が経営する全国146の病院でも、患者が支払わない治療費(未収金)の残高が今年1月末で約46億4000万円に上っていることがわかった。
滞納理由の9割以上が「生活困窮」といい、同機構では「経済格差拡大の影響が大きい」と分析しているが、「払えるのに払わない人もいる」とも指摘している。
昨年度は約9億円が時効で回収不能になるなど病院経営の圧迫要因となっているため、同機構では、訴訟を起こすなどして回収に努めているが、思うような効果は上がっていない。
冗談を言っちゃいけない。道化か馬鹿者じゃあるまいし。 たったの46億そこそこじゃないか。貧乏人には只にしてやれ。ロハだロハ!そりゃー払えるのに払わない奴もいるだろう。しかし、大方が困窮者なら、訴訟だとか督促するなどの余計な人件費を使わずに、「只でいいよ」と温かく言ってやれ!!
おっとっと、興奮しちゃいけない。アメリカは国民皆保険(健康保険)でなくてどうのとわかったようなことを日本のブログは言っているが、国民皆保険でも貧乏人はこのように苛められている。実際に督促されなくても、こんな記事を書かれたら、日本人のメンタリティーなら肩身が狭いと思って恥ずかしく、二度と病院に行けなくなるのではないか。少なくともこのカリフォルニアでは、貧乏なら保険がなくても只で医療は受けられるのに。
未納金を病院の数で割ってみてほしい。1病院当たりたったの3000万円ではないか。(しかも、これは医療報酬請求額という泥棒の額であり、純粋な費用はずっと少ないはず。)人件費か何かに無駄はないか。経費に無駄はないか。その程度で賄える金額ではないか。経済大国日本が、「経営を圧迫する」など聞いて呆れる。
昔は日本にも赤ひげ先生は一杯いて、「ヒポクラテスの誓い」に「医は仁術」を墨守して、貧乏人から金など取らなかったから貧乏人でも医者にかかれたのに、個人医がいなくなったら赤ひげ先生もいなくなってしまった。せめて、国立病院くらい、只で診てやってはくれないか。お願いだ。こんなことでは、貧乏人でも医者にかかり、医者という職業に感動した野口英世はもう出ないぞ。
やっと、本論に入る。近頃、やたらと馬鹿をテーマにブログを書いている御仁がいる。三日連続だ。この人は感心にも実名で書いているが、コメントあるいは反論は受け付けず、また私信の連絡先も設けていない。名指しで人を非難することも度々のブログであるのに、一方的な言い分だけである。要するに、そんなときは、毒の垂れ流しとなっているだけだ。
もったいぶらずに、ブロッガーの名前とブログのタイトルを言おう。小谷野敦という人の『猫を償うに猫をもってせよ』である。 もしまだならクリックしてみたまえ。(あれっ、結局、宣伝してるのかな。)8月8日、9日、10日と三日連続でバカがテーマだが、まだまだ続くかもしれない。
さて、皆さん、小谷野氏のブログはいかがでしたか。読んでみましたか。んっ、馬鹿や道化が恥ずかしくなる内容だって?ぶるぶるぶる、そんなことを言っちゃいけません。また馬鹿の種にされますよ。この人、日本語版だけだけどWikiにも項目となっている有名人らしい。著作多数だが、目録で私の興味を引くものはゼロ。ただし、ブログを読んでなるほどということも多く、私は野次馬根性もあるからだが、一応ブックマークをしているブログである。待てよ、本論に入ると言ったのに、もう終りだ。書くことがない。
最後におまけ。タイトルの道化の絵を借りてきたサイトを紹介する。絵の説明も読んでおいてね。