The Lost Tomb of Jesus (Film)
失われたイエスの墓 (映画)
オレンジ郡に事務所のある会計士の所から帰ってからも、今日、追加の書類を揃えて送るまで散々だった。小さな会社の分の税務と、細君の仕事の分と私の仕事の分の合同税務の2件だが、つくづくサラリーだけの税務は楽だなと思う。私が非常勤で教えている分などは、いわゆるW2と言われる書類だけ添付すればそれで終り。しかし、本当のところ、規模が小さいので、その他の仕事や事業の分もそれほどではない。一番面倒なのが、いつ買ったかもわからない株や債券の売買益だ。
これだけでも古い書類と数字の迷路に入り込んでいるのに、映画屋さんは事も無げに、イエス・キリストの墓だけでなく、その御上さん(?)や子どもの墓(??)まで見つけてきたのには驚く。今晩どの局でも流れたこのニューズにはたまげてひっくり返ってしまった。下記を参照。もっとも、この記事にもあるようにAmos Kloner や Shimon Gibson のようなユダヤ人考古学者も、そしてもちろんカトリックの考古学者 Jerome Murphy-O'Connor もひっくり返っているようだ。これら3人の学者は私の近著にも登場しますが、もちろん出鱈目話にひっくり返っているのですよ。
http://ktla.trb.com/news/ktla-jesustomb,0,5704732.story
オレンジ郡の会計士は遠いが、2代にわたってお世話になっているので何かと気楽なことはある。何しろ我が家の台所を長年にわたり隅から隅まで知っているわけなので親類同然である。だから、会うのはほとんど年に1回か稀に2回程度なのに、昨日も一緒だったような錯覚に襲われる。必要な書類や資料をまとめて渡し、後は一切を彼にまかせると、何となく春が来たようないい気分になる。実際いつもその頃が春だ。法人の提出期限3月15日、個人の提出期限4月15日、泣いても笑っても…。
春は復活祭で、その頃には我が家のカラーリリーが一斉に咲き乱れる。本当に忠実に咲く。復活祭はその年によって移動する祝日だが、開花の時期も不思議とその日に合わせているようだ。今年は昨年より早いため、税金のことでイエスの兄弟の話どころか灰の水曜日のエントリーも入れずじまいとなってしまった。だから、忘れないうちに書いておこう。3月4日はユダヤ教のプリムの祭(エステル祭)だ。旧約聖書の「エステル記」は面白いところなので読んでみてください。
さて、明日は細君連れて Getty Musium に行き、"Icons from Sinai" 展を見るぞー。やっとだ。これも税金のせい。 この展覧会、実は3月4日まで。前々から行こうと思っていたのに延び延びで、ぎりぎりになっての決行。いつもこうだ。懲りないなー。後で内容を紹介しますが、とりあえずは下記を参照ください。
http://www.getty.edu/art/exhibitions/icons_sinai/