So Many Jewish People
げげげ、こんなにユダヤ人が
一人だけでユダヤ人がいると、なにじんだかわからない。一人だけ日本人がいるとなにじんだかわからない。しかし、100人の日本人と100人の韓国人(朝鮮人)をグループに分ければ、どちらがどちらかわかる。同じようにユダヤ人が集団で歩くとそれとわかる。
しかし、それとは別に、昨日土曜日に、ビヴァリー通りに並行しているオリンピック通りを車で走行した。げげげ、こんなにユダヤ人が。いつもの土曜日にこの通りを通るときは、ビヴァリー通りと違ってユダヤ人の姿を見ることは少なかった。ビヴァリー通りなら、いつも土曜日はユダヤ人だらけ。オーソドックスかそれに近いシナゴーグに出入りするユダヤ人たちが歩いている。
ところが昨日は新年ローシュハシャーナのお祭の期間だったからか、いつもは気づかなかったユダヤ人が、オリンピック通りでも着飾って歩いている。真新しいシャツやブラウス、多分新しいヤマカーを被って、両親やお姉ちゃんお兄ちゃんに連れられて、小さな子供たちがにこにこ喜んで歩いている。
今日、日曜日の朝、教会に行く高速度道路が空いていた。腹が空くのでラマダンのイスラム教徒は遊びに出ない。その分空いているのかな(←そんなわけありえない)などと、細君と軽口をたたきながら走った。教会から帰る途中、日系のマーケットに寄ると、こちらを覚えていてくれた男性店員が近寄ってきて言った、「例の煎餅、一箱とってありますよ」。そう、せんべい売り場にいつも行くが、気に入った物がないと、踵を返して帰る。この奇妙な行動に気づいた彼が、以前、いったい何が欲しいのかと聞いてきた。それで覚えていて、私が来るのを待っていたらしい。ありがたいことだ。俺って、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いって、はっきりしていて妥協しないかんね。たとえ、せんべいでも。
そんなわけで、今日は楽しみがあるが、昨日の夕食もユダヤ人の正月休みの料理をもらったので楽しんだ。何を食べたかというとバッファローだ。ユダヤ人がバッファローを食うのかだって?食う!実は冗談だが、ニューヨークから来たユダヤ人たちは、昔NYにいた頃にNYのバッファローからくる魚でフィッシュケーキを作って正月に食べた。だから、バッファローを食うという言い回しでふざけるのだ。
そういうわけで、昨夜はバッファローと米と牛のひき肉の入ったロールキャベツを食べた。普段豚肉を食べている、いくら罰当たりのユダヤ人でも、今は食わない。ユダヤ人がやっている隣の工事もずっと休み、あぁ静かな日々が続く。そういえば、このLAでも、陽の光も風も少し秋らしくなってきた。