Dr. Waterman's Desk

An old desk of an American theologian ("日本語" speaker) / Check out another blog please "Comments by Dr Marks"

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American citizen but a foreign native born in southern Germany, raised in northern Japan. He holds a Ph.D. degree in biblical theology (Center for Advanced Theological Studies, Fuller Theological Seminary). Dr. Waterman mainly lives in Los Angeles, California. He studied various subjects (philosophy, sociology, etc.) and languages in Japan and in America (Hirosaki University, University of Tokyo, Fuller Theological Seminary, and other institutions). Email: markwaterman(at)fuller(dot)edu. Some call him "Dr. Marks".

Sunday, December 16, 2007

Newport Harbor Christmas Boat Parade


ニューポートビーチの満艦飾クリスマス行進

<新しいコメントのお知らせ>

その後も前回記事に関連して南都さんとあがるまさんからのコメントが続いています。ここ数日の分でどちらにも共通するのは文章論と比較言語です。私も参加したいのですが、むしろご両人がそれぞれの議論を展開していますので、そのままお読みくださり、読者の方は、私にではなく彼らにコメントしてくださってもいいと思います。なお、その際、前回記事にコメントを繋げてもいいのですが、だいぶ長くなっておりスクロールダウンも大変ですから、この記事にコメントしていただいても結構です。その際は、誰のどの部分なのかわかるようにコメントくださるようお願い申しあげます。

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昨晩は浮世のしがらみで、LAは南の果て、リゾートと金持ちの町で知られるニューポートビーチ市の港をねって走るボートのクリスマス行進を見てきた。クリスマス近い土曜の午後とあって道は混み、5番の高速を使ったが中速から低速で進む。しかも、Pacific Coast Highway には降りそこねて Balboa 半島に入り込み、やっとPCHに戻ったと思ったら、今度はすんでのことでバルボア島(半島とは別)に入る橋に乗り上げるところだった。目的海沿いの通りに入ったら立錐の余地もないほどの車の列。あちゃー、3時に出たのに着いたのは6時近かった。

招待者は金持ちの貿易商で、海への専用はしけ付きの豪邸だ。キャノンの愛用一眼カメラを持っていったが、車に取りに行くのも面倒だし、金持ちの家で、金持ちの自慢の部屋で、金持ちの家具調度の前で、さりげなく置いた風の金持ちの骨董や小物を背景に写真を撮るのも癪なので、一切撮らなかった。だいたいな、私テキには自慢である骨董の双眼鏡 Milo(←これは知る人ぞ知る幻の日本製)を持参したのに、それこそさりげなく高性能の反射望遠鏡が置いてあるんだぜ。オイラの双眼鏡なんざバッグに隠しちまったよ。(おいおい、お前が貧乏人なことはわかるが、そこまで貧乏根性でひねくれているのか。)

そういえば、LAから南でも寒流沿いのニューポートビーチは寒いからエアコン暖房の他に暖炉が燃えていた。偽の炎(←偽の炎がある)ではなく、本物のログを燃やしていた。ログは彫刻を施した入れ物に入れていた。外で食べたのだが、外にも暖房。よくレストランにある室外暖房器を何本か外のテーブル脇に立てているので温かい。上からの暖房なので、とくに頭が。

暖炉といえば、我が家にだって暖炉はある。しかし、今ではセントラルヒーティングだし、煙突が1994年のノースリッジ地震以来壊れたままだから使えない。おまけに暖炉の前に家具を置いてしまったので(←ふつう置くか!)暖炉があることすらわからない。LAは温かくて涼しい気候だ(った)。夏は海からの風が入るので窓を開けていればよかったが、今では我が家まではなかなか風が届かない。暖房はセントラルヒーティングの前は、ガス暖房、そしてその前は暖炉暖房だけだったはず。なのにお払い箱で、今では金持ちだけが、全室暖房をつけた上に、雰囲気作りに無駄金使って燃やしているだけ。

というわけで、食事となり、パレード見物となった。食事は特記することなし(=不合格)。パレードは思ったより印象的で、この家のすぐ前まで行進してくれる。50艘はあったと思う。例の愛用のキャノンは取りに行かず、腰にあった携帯電話で撮ったので写りはよくないが上の通り。もっとこのパレードについて知りたい方はこちらの案内でもどうぞ。食事の席ではテリーおばさんとその旦那様。食事よりこの人たちの話のほうがよかった。旦那さんは私が奥さんを話し相手に取ってしまったから、仕方なく我々のためにデザートを用意してくれた優しい方。この人たちに会えたのはよかった。名刺をもらった。この人たちはなかなかスマートで、我々の招待者の駐車場が満杯になったので、隣家のvalet parker に札を握らせて置いてきたと言う。

(駐車場係の valet の発音だが、ヴァレイとフランス語で読む者とヴァレットと英語読みにする者の比率は半々のようだ。我々夫婦はヴァレイ派。それにしても valet を置いているような隣家は実に超豪邸?そういえば、日本人女優Sという人も見かけたな。)

帰りは5番の高速に懲りたので405番で帰ることにしたら渋滞だ。どうやら素面(しらふ)運転の検問があるらしい。途中で別の道に逃げ出す車もある。ほとんどは渋滞が嫌で逃げ出すのだろうが、変な運転の場合は白バイが追いかける。んっ、素面運転の検問?そう。日本語の言い方である飲酒運転の検問とは違う。だいたい、飲酒運転はしちゃいけないのだから、素面で運転しているかどうかをチェックすることになるはず。だから、Sobriety Driving Check Point というのがその検問所のこと。しかし、実は、Drunk Driving Check と言わないこともないが、DUIとはDriving Under the Influence of alcohol or drugs で、酔うのは酒とは限らない。

ところで正確にいうと、カリフォルニアでは飲酒運転そのものが禁止ではない。パーティーに行った帰り、すなわち今頃の土曜の夜なら、飲酒の後に運転している人は多い(だから、怖い)。DUIの基準で血中アルコールが 0.08% 以内なら合法だ。だから、ワイン1杯、ビール1本くらいは飲んでも平気で運転する。そして、それで構わない(だから、怖い)。日本のように飲んだら乗るなではなく、飲みすぎたら乗るななのだ。実際、検問所で警官がくれたパンフレットには「一杯が二杯、二杯が三杯になるから注意」と暗に飲酒運転を戒めてはいるものの、飲むなとは書いていない(だから、しつこいようだが、週末の夜の運転は怖い)。

10時すぎにそのお宅を出て、405番の高速は快適だった。日本の高速みたいに舗装も立派で片側7車線だ。広~い! 途中110番に乗り換え更に101に乗り換えて帰宅。あ~あ疲れた。明日朝の準備は明日でいいや、ナンチャッテ。(それに、教会の後は月曜日のための買出しの追加、午後はパサデナの恩師の家、夕方からLACMAでのダリの絵画と映画展だ。それに、クリスマスカード、うわー。)