Dr. Waterman's Desk

An old desk of an American theologian ("日本語" speaker) / Check out another blog please "Comments by Dr Marks"

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American citizen but a foreign native born in southern Germany, raised in northern Japan. He holds a Ph.D. degree in biblical theology (Center for Advanced Theological Studies, Fuller Theological Seminary). Dr. Waterman mainly lives in Los Angeles, California. He studied various subjects (philosophy, sociology, etc.) and languages in Japan and in America (Hirosaki University, University of Tokyo, Fuller Theological Seminary, and other institutions). Email: markwaterman(at)fuller(dot)edu. Some call him "Dr. Marks".

Friday, August 17, 2007

Quest for the Historical Jesus and Modern Mind

史的イエス研究と現代人の意識

今日は硬派。しかし、簡単にメモ風に。専門のことはなるべく噛み砕いて書くのを旨としているのだが、今日は箇条書き風というか詩的(←史的の誤植?)にというか少し不親切ですが。

史的イエス研究者は、
シュヴァイツァー風に言えば

―あっ、やっぱり少し説明しよう。
このシュヴァイツァーって
日本で有名なお医者さんシュヴァイツァー博士のことです。
彼は本来とってもとってもとっても有名な神学者でした。―

深い井戸の中を覗いて底に映る自分の姿を見ているようなものだ、ということになりますが、

George Tyrrell というイエズス会の学者は、こう言っている。
(これをMark Goodacre のブログで今日教えてもらった。)

ハルナックという奴は(←ええい、もう説明は面倒だ、これが誰かはWiki でもなんでも見たまえ)
キリストを見るに井戸の底を覗いて、
19世紀の長きにわたるカトリックの暗きを通して
自分たち、すなわち自由主義的プロテスタントの顔ばかり探している


まぁね。そんなもんだ。そんなもんだから、そのことを学者は意識しなけりゃ。

しかし、ハーヴァードにいるときから、
ナザレのイエスの非存在証明に夢中の R. Joseph Hoffmann(←知らなければ Wiki-Wikiね)
なんかの史的イエス研究は何なんだろう。

そういえは、ホフマンのオックスフォードでの学位論文は『マルキオンについて』だ。当然、ハルナックの『マルキオン』も土台になっている。

ところで、ホフマンのそんなしょうもない学位論文を借り出して
読んでる俺は超暇人!

しかし、諸君、
不要不急のしょうもないものを読むのが、
正しい夏休みの過ごし方でもあります、コホン(と咳払い)。

(今、書き終わって気づいたが、ホフマンおじさんて、
ハーヴァードとオックスフォードを出てるんだよね
小谷野さんもビックリかな。
なんだ、今日も軟派の内容だぞ。
あぁ、明日は5時起きで San Diego だ。道路が混みませんように。)