Dr. Waterman's Desk

An old desk of an American theologian ("日本語" speaker) / Check out another blog please "Comments by Dr Marks"

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American citizen but a foreign native born in southern Germany, raised in northern Japan. He holds a Ph.D. degree in biblical theology (Center for Advanced Theological Studies, Fuller Theological Seminary). Dr. Waterman mainly lives in Los Angeles, California. He studied various subjects (philosophy, sociology, etc.) and languages in Japan and in America (Hirosaki University, University of Tokyo, Fuller Theological Seminary, and other institutions). Email: markwaterman(at)fuller(dot)edu. Some call him "Dr. Marks".

Sunday, September 30, 2007

Japanese Books Newly Obtained

日本語の新規購入本

いやー、変われば変わるもの。専門と関係もない日本語の本を4冊も買ってしまった。実は、近頃、日本語ブログは読むようになったが、日本語の本は読んでいない。読みたいものがないわけではないが、入手が割高で面倒だし、時間がないのである。(←なら、ブログを書いたり、余計なコメントを置いてくるな!)

それでも、日本に行ったときなど、また当地の日系書店に立ち寄った際は、宗教思想の書棚は見てくる。先般、『イエス逆説の生涯』という本を目にしたのと、私の専門に重なる範囲なので、手に取ってみた。目次を見て、著者の引用文献を見たあたりで、この著者はあまり勉強していないなとすぐに思ったが、念のため読んでみた。立ち読みだ。立ち読みでよかったら買う。結構高い割には中の文字がスカスカで内容が薄いなと思った。そして、いつの間にか読み終わっていた。

私は、少なくとも英語と日本語なら、かなりの速度で読むのだが、とくに理解度が高い自分の専門に関するものは、ますます早くなる。このスカスカ、フカフカの本は味も素っ気もなく、これがイエスだなどと言いふらすニセモノ学者め! と、その本を床にたたきつけ(←これは嘘です。お店の人に悪いのでそっと書棚に戻しました。頑是無いキリスト教無知の方が読んでもいけないので、書棚の奥に平らにして隠してしまおうかとも思いましたが、それも思いとどまりました。少なくとも、日本の立派な牧師様や神父様、そして神学者の方々が適当に批判してくださるでしょう)その場を去りました。ゴミ、と一言呟いて。

買ったものは、以前からコメントを置いてきている内田樹氏の

他者と死者』それに難波江和英氏と共著の『現代思想のパフォーマンス

なんだ、やっぱり思想関係だけか、と思うでしょうが、実際、時事評論もどきの内容は、彼のブログで十分ではありませんか。手に取るまで、ゴミ本が来たらどうしよう、大枚はたいたのにと不安でしたが、まあまあのようですな。初めて手にした内田氏の著書だ。

それと、猫猫先生こと、小谷野敦氏の

聖母のいない国』と『中庸、ときどきラディカル

前者はなかなか面白い北米文学論で、後者は落語の読み本みたいで大笑い。彼の本職に関わる漱石論『夏目漱石を江戸から読む』はすでに大学図書館で借りて読んでいるが、彼の本を自分で買うのはこれも初めてだ。

しかし、本はあるときに買わないと手に入りにくくなる。それに、日本からの本はやはり高い。今回は買っただけの価値あるものだからいいが、買ってからゴミだったら泣く。金返せって。書評が充実していない国だし…。これからも余り買うことはないな、きっと。貧乏人が冒険してまでさ。