Dr. Waterman's Desk

An old desk of an American theologian ("日本語" speaker) / Check out another blog please "Comments by Dr Marks"

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American citizen but a foreign native born in southern Germany, raised in northern Japan. He holds a Ph.D. degree in biblical theology (Center for Advanced Theological Studies, Fuller Theological Seminary). Dr. Waterman mainly lives in Los Angeles, California. He studied various subjects (philosophy, sociology, etc.) and languages in Japan and in America (Hirosaki University, University of Tokyo, Fuller Theological Seminary, and other institutions). Email: markwaterman(at)fuller(dot)edu. Some call him "Dr. Marks".

Tuesday, February 27, 2007

Purim (פורים)


プリムの祭 (פורים) ←やったぜ、とうとうヘブル文字 unicode 成功!

読んでみなさいと言われて聖書のその箇所を実際に読む人は10人中1人いてくだされば御の字だと言われた。確かにそうだ。

3週間ぶりで大規模マーケット Costco に出かけたら、プリムの祭に食べるお菓子 hamantachen (イーディッシュ語で「ハマンタッシェン」ハマンのポケット) / oznei Haman (ヘブル語で「オズネイハマン」ハマンの耳) を10ケースもかごに放り込んでいたおばさんがいた。豪勢!だから(何が、だから?)、面倒だが以下に「エステル記」のさわりを。

ペルシア王クセルクセスの妃となったユダヤの娘エステルが、ユダヤ人撲滅を企てたペルシアの大臣ハマンを、養父モルデカイと共に、王クセルクセスの支持を得て、逆に退治するという話。ハマンというのはヒットラーの先祖みたいな奴だ。「エステル記」は旧約聖書の中でも短い(薄い)ので探しにくいと思うが、「ネヘミヤ記」と「ヨブ記」に挟まれていると思って探せばすぐ見つかる(言われなくても目次でわかるだろうが)。訳はいつもの通り新共同訳聖書から(聖書協会さん宣伝しているつもりです)。

それはアダルの月の十三日のことである。十四日には安らぎを得て、この日を祝宴と喜びの日とした。(9章17節)

こういうわけで、地方の町に散在して住む離散のユダヤ人は、アダルの月の十四日を祝いの日と定め、宴会を開いてその日を楽しみ、贈り物を交換する。(同19節)

すなわち「全ユダヤ人の敵アガグ人ハメダタの子ハマンはユダヤ人絶滅をたくらみ、プルと呼ばれるくじを投げ、ユダヤ人を滅ぼし去ろうとした。ところが、このことが王に知らされると、王は文書をもって、ハマンがユダヤ人に対してたくらんだ悪いたくらみはハマン自身の頭上にふりかかり、彼は息子らと共に木につるされるよう命じられた。それゆえ、この両日[十四日と十五日]はプルにちなんで、プリムと呼ばれる。」[以下略](同24-26節)

アダルの月とはユダヤ聖法暦の12月のこと。この次が過ぎ越しの1月、すなわちニサンの月となる。上記の引用から、なぜプリムの祭と呼ばれるかはわかっただろう。ハマンは極悪非道の人物とされることから、いろいろプリムの祭の曲もあるが、ひとつ「昔、悪人がいた」という曲をサービスします。以下をクリックしてください。 Enjoy!!!

http://www.ics.uci.edu/~dan/midi/jewish/awickedm.mid

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